過積載の罰則| 2023.12.25
過積載は違法ですか?違法です!
過積載(かせきさい)は、輸送車両や船舶などに許容量を超える荷物や貨物を積載することを指し、過積載は道路交通法で違法となり罰せられることとなります。
過積載罰則一覧
▽大型車の場合
違反点数 | 反則金 | |
---|---|---|
過積載の割合が5割未満 | 2点 | 3万円 |
過積載の割合が5割以上10割未満 | 3点 | 4万円 |
過積載の割合が10割以上 | 6点(免許停止) | 6ヶ月以下の懲役 または10万円以下の罰金 |
▽普通車の場合
違反点数 | 反則金 | |
---|---|---|
過積載の割合が5割未満 | 1点 | 2万5千円 |
過積載の割合が5割以上10割未満 | 2点 | 3万円 |
過積載の割合が10割以上 | 3点 | 3万5千円 |
2015年から最も厳しい罰則が追加されました。最大積載量の2倍を超えた場合、運転手は即時勧告の対象となり、6点減点、100万円以下の罰金刑となるため、十分に注意が必要です。
過積載に罰則がある3つの理由
貨物車が過積載の状態で走行すると大きな事故に繋がる可能性があるため、過積載の車両は違反となり、罰則の対象となります。罰則がある理由は以下の3つです。
①ブレーキが効かなくなる
過積載の状態で走行すると、ブレーキをかけてから車両が止まるまでの距離(制動距離)が長くなるため、ブレーキが効かなくなる危険性があります。
特に下り坂ではスピードが増すので、ブレーキを踏むと摩擦により高温となって、ブレーキの機能性が落ちて、ブレーキが効かなくなり、事故が起きやすくなります。
②バランスを崩して横転のリスク
荷物を乗せすぎの状態では重心が高くなるので、車体のバランスが悪くなり、左右に揺れて横転したり、カーブを曲がりきれない、対向車線へはみ出すリスクもあるため危険です。
③道路や周辺への悪影響
国土交通省のデータによれば、道路橋の劣化要因は90%が過積載の大型車両だと報告されており、公共の道路や橋の損壊や環境公害にも繋がるため、過積載の罰則が強化されています。
参考資料:国土交通省「大型車両の通行適正化の取組について」
https://www.mlit.go.jp/common/001046642.pdf
過積載は単なる法律違反だけでなく、安全上の問題も含む重大な違反です。正当な荷物の積載量を守ることは、交通安全や輸送業界全体の健全性にとって重要なことです。
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