過積載問題が社会に悪影響を与えていることは広く知られています。軸重超過車両が道路や橋梁に与えるダメージは深刻です。
そのため、トラックの軸重を厳しく制限することが重要です。現在、トラック運送事業者やドライバーの間では「過積載は悪」という共通認識が広がっており、過積載を行う悪質な業者に対しても厳しい目が向けられています。
しかし、取り締まりが緩くなると再び過積載車両が増えるという問題は解消されていません。この問題に対処するため、2023年4月1日から高速道路や料金所に設置されている自動軸重計を活用した取り締まりが開始されました。
高速道路過積載自動取り締まり機設置へ
これにより、従来の料金所での過積載指導取り締まりに加えて、軸重超過の自動取り締まりが行われることになります。
自動取り締まりの概要
* 警告対象車両: 軸重20トン超違反が1カ月に2回、または軸重20トン以内違反が2年間に20回の車両が警告対象となります。
* 警告・是正指導: 2回目の違反以降、軸重20トン超違反は1カ月に1回で警告・是正指導が行われます。
* 弁明の機会: 4回目の違反時には違反車両に対し弁明の機会が与えられます。
* 是正指導内容の公表: 悪質と判断された場合、日本高速道路保有・債務返済機構のホームページ等で是正指導内容が公表されます。
* 最終処置: 5回目の違反が確認された場合、「特殊車両通行許可の取消」と「告発」が実行されます。
今回の件で分かったこと
過積載を行う車両に対して段階的な警告と是正指導が行われ、対象となる高速道路のほとんどの車両が取り締まりの対象になり、過積載防止に効果を発揮すると期待されていくことでしょう。
まずは高速道路から、『過積載をしていると高速道路に乗れない』というのを意識付けすることにより、ゆくゆくは世の中から過積載が消えると考えます。
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